【トピックス】ふるさと納税について
2022-10-05
1、ふるさと納税って何?
「ふるさと納税」制度は、地方で生まれ育った人が都会へ出ていき、その結果都会に税収が集中することを緩和しようというものです。 生まれ育った地方に恩返しという意味で、都会から地方への税源移転を図ったものでしょう。
ふるさと納税は、「納税」という名称ですが、実際には「寄付」となります。
2、ふるさと納税の仕組み
自分の選んだ自治体にふるさと納税を行った場合に、寄付額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です。ただし、一定の上限はありますのでご注意ください。
自分の生まれ故郷だけでなく、お世話になった自治体や応援したい自治体等、どの自治体でもふるさと納税の対象になります。
3、ふるさと納税の注意点
①実質負担額2,000円に抑えるには
控除を受けることができる金額は納めている税金の金額によって異なり、寄付を行う方の家族構成や年収(所得)、受けている税金控除の金額によって決まります。自分で算出する場合は、なかなか手間がかかるので、手軽に控除の限度額を計算してくれる「計算シミュレーションツール」を使うのがおすすめです。
②税金控除のための申請が必要
「ワンストップ特例制度」を使うと確定申告は不要になります。「ワンストップ特例制度」とは、寄付をした自治体に特例制度の利用申請書を提出するだけで住民税が控除される仕組みです。
【ワンストップ特例制度を使える条件】
1.1年間に行ったふるさと納税先の自治体が5カ所以内
2.確定申告をする必要がない給与所得者
3.申し込みごとに自治体へ申請書を郵送している
上記3つのすべてを満たす場合は「ワンストップ特例制度」を使えるので、大幅に手間が省けます。